「人間主義の旗を!」のこと

仕事のお話を中心に書いている記事です。
かなり興味を惹いたので、当記事の内容を眺めてみます。

人間主義の旗を!…「有能な人材が辞めない職場」(2012年11月6日投稿)

〇   〇   〇

ブログ管理者さんは2012年当時で30歳後半。
この2023年の現在では40歳後半の壮年部さんのはず。

先日イギリスのある大手ソフトウェア会社の方とお会いしました。
この会社、ケンブリッジにあり、ケンブリッジ大学の研究者や卒業生が中心になって立ち上げた会社で、世界中の大企業にあるソフトウェアを提供している有名企業であります。
会社の製品は、投資銀行や中央官庁などでも使われおり、業界では知らない人はいない、と言われています

こう言う人に会って話が聞ける人って、結構凄いですよね。
憧れてしまいます…。
この文章をベースにブログの彼の職業を考えて見ると、やっぱ「ソフトウェア開発」かなにかのお仕事でしょうか。

「(ソフト)開発に関わる人材はどこの会社も欲しがる精鋭ぞろいですが、同社はスタッフの退職率が低いことで有名です。それには秘訣があるのです。
この会社、就労環境を極力自由にし、開発者が床でゴロゴロしながら仕事しようが、仕事中にゲームをやろうが、何を食べていようが、どんな服装だろうが、自由にしてるというのです

個人的な感想を話すと、こう言う会社環境は素敵だと思いますが、いざ自分自身の仕事、つまり「ボイラ技士」の仕事にこれを適応出来るかどうかを考えると、とてもとても…な感じです…(‘-‘*)
ボイラマンがゲームをしながら機械の監視が出来るかどうか……(‘-‘*)

それは兎も角として、外国ではこんな職場環境は増えているようです。
日本でこう言う在り方が広がるかどうかは、何となく疑問符も出てきそうですが。

また、ケンブリッジ大学の卒業生を採用したいので、オフィスはケンブリッジに置いています。イギリスのテクノロジー系の会社には、コストカットのために、土地の値段の安い所に移転する会社も少なくないのですが、この会社は、優秀な人に引っ越す手間などをかけなくないので、あえて会社を移転しないそうです

所謂、地域密着型の企業と言う事です。
企業とその地域の大学が一緒に地域経済を盛り上げて行こうと言う事は、大事な事だと思います。

「ちなみに、この様に従業員に取って快適な職場環境を作るにあたり、この会社は、「職場環境を作ることを専門にやっているコンサルティング会社」に仕事を依頼しています。どんな食べ物を提供するべきか、どんなイベントをやるべきかなど、様々な会社でやってみて成功したことを知っている会社の「知識」や「ノウハウ」にお金を払っているのです」

確かに羨ましい会社です。
これだけの事をしてくれたら、従業員皆頑張るはずです……。

〇   〇   〇

「グローバル人材」を引きつけたいなら、日本の会社は、職場環境を改善しないといけません。
優秀な「グローバル人材」は、朝礼があって、ぶすっとした顔の中年がドブネズミ色のスーツを来て安物の事務机に座っていて、漫画を読んでいると怒られて、サービス残業という名前の無償労働があって、宴会は愚痴大会で、みんな不幸、という「強制収容所のような職場」には、いくらお金を積まれても来ないのです

さて、ここが当記事の「」になります。
グローバル人材」を「優秀な人材」と言い換えれば、日本企業のほとんどはそう言う「自己努力」を行っていないことに気付きます。
更に言えば、「その企業に残り続ける人材」という事まで広げてみると、もうさっぱりとなります。

個人的な話をします。
乾河原の勤めている会社は「身内贔屓オンリー」のそんな企業です。
故に優秀な人材が殆ど居ません。
と言うか、別謂してみると「優秀な人材が全て散逸してしまっていて、もう誰も残っていない企業」な状態の会社なのです…。

普通はこんな会社にはいつまでも居たくはありません。

が、「信心の目」でウチの会社のアレコレを見てみると、自分にとってはこの会社は最高最大の「宿業転換の場」に感じるのです。
全く「優秀でない」そんな同僚達と毎日一緒に仕事が出来る幸せ…♥
自分にとってはこの職場は善知識の「宝庫」なのです。

常識的に見ると、当ブログの記事の会社は確かに羨ましいものですが、しかし日蓮仏法信仰の考え方からすると「信心の鍛え」が何も無さそうで、一寸不満の感じも受けそうです…ね。

そんな感想を持った、今回のブログ記事でした……


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Author: 乾河原

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