2022年6月に癌と診断され、色々な機械を経験した結果、肺にも転移していてその一部が末期癌だと言うお話でした。
正確に言うと基礎部分は「前立腺癌」で、かなり転移が早かったようで肺にも十カ所ほどの癌化部分が見つかりました。
その数カ所のものが「末期癌化」していたのです。
で、それから治療の日々…。
「日々」と言っても特に悲愴感漂う様なそんなものではなく、月に一度病院で診断して貰い、そして薬を頂く…と言うそんな感じのものです。
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癌診断を受けた2022年時には、psa値が80程ありました。
psa値というのは癌のパロメーターのようなもので、数値が大きいほど癌化が進んでいると言うそんな値です。
次の月の6月には、薬のお陰かげで値が0.9迄下がりました。
で、約一年後の今の数値は0.009程…。
どれだけ下がれば正常値なのかを先生に聞いたところ、「低ければ低いほど宜しい」との返事。
何となく判ったような、そうでないような…。
まあ通院時の先生の表情もかなり嬉しそうなので、良い方向に進んでいることは確かなんでしょうか…(‘-‘*)
現実、肺への転移癌も全て綺麗さっぱりなくなっていますから、まあそうなんでしょうね。
「癌確定」を受けた時、特に悲しくも辛くもありませんでした。
「あ、そう。じゃあ治しましょうか…」
と言う感じでした。
妻はショックを受けて、その後半年ぐらい鬱々としていました…。
今大分盛り返してはきてますが、それでもそのショック状態の残り香は今だに何となく漂っています。
で、その妻の言ですが、
「おとん、あんた癌告知受けてからの方が元気になったね…」
癌告知を受けその月から始めたのが、歴史等の勉強です。
読書は好きで色々読んでいますが、でも単なる読書だけだと読み飛ばしになって頭の中に重要なものが残りません。
で考えたのが、声に出して読んで覚える方法です。
それも様々な資料をネットから取り出してきて(主にWikiからですが)、自分でノートに書いて整理し、それを音読するのです。
知識欲は人一倍あるので、これってとても楽しい日々となっています…(‘-‘*)
今はほぼ一年経過です…。
運動も周5回程、読書量も結構なものです。
オマケに週一の孫とのふれ合い…♥
現在、心身共にえらく元気な乾河原です。
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「病によりて信心は深まる…」とは大聖人のお言葉。
自分にとってこう言う病気は「なるべくしてなった」と言う気がしています。
「願兼於業」とまで言いませんが、病で落ち込むことなく更に自分の信心の在り方や方向性がクリアに見えてきた訳ですから乾河原にとっては「病様々」だと言えるのかもしれません…。
自分の病気でこの信心を更に深めるのか、またはその病魔そのものに負けてしまうのか…。
「宿業転換のチャンス」だと捉えれば、更に更に信仰を深めていけるはず。
最後に、今現在病気で苦しんでいる人に一言。
「病気になったこと」を悩む必要は一切有りません。
病気と言うものは、自身の信心の在り方の、単なる一つの顕れなんです。
そんな「悩み」は無駄意外の何物でも有りません。
そんな時間が有るのなら、退院して美味しいものを一杯食べると言う、そんな嬉しい想像をして行くべきなのです。
そして思いのその基本に、「退院は当然の事」の但し書きを付け加えて、ね……
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