久しぶりの体育館

運動自体は狭い部屋の中で、空手の真似事や、木刀、杖を振り回しながら、この10数年間何となく続けていました。
しかし、狭っこい練習マニュアル・方法だと、やはりどうしてもストレスが重なってきます。
思いっきり殴って、そして「思いの丈」を木刀に込めて練習したい!と言う、そんな欲求がつのってくるのです。

今年の3月に、ふともう一度体育館で練習をしてみようか…と思いました。

10年以上前には、神道夢想流杖術の道場や大東流合気武道(「合気道」ではありません)の練習の為に道場・体育館に通っていましたが、何となく体力的について行けなくなって止めてしまっていました…。
でも「一人だけの練習」なら大きな練習場で自分勝手に好きなように出来るはずですから、また通って見ることにしようか……と。

〇   〇   〇

体育館に行く前日まで、結構ドキドキの思いがありました。
久しぶりだし、それにサンドバックも余り叩いたこともない訳ですし…。

新琴似体育館には、「格技室」と「ボクシング室」の両方の格闘技の部屋があります。
ボクシング室に初めて入りました。
格技室は、以前毎週合気武道の練習で通い詰めていましたので慣れていますが、意外にボクシング室は初めてでした。

非常に広々とした部屋で少々驚き。
ボクシングリングを真ん中に、周りにはサンドバックが4本(足使用可のものが2本)、他に名前は知りませんがボクシングで使うポカポカ叩くやつが二つ。
鏡(姿見)が3枚、そして机が二つあります。

考えて見れば当たり前の広さです。
ボクシングを実際にする場所としては、これは普通の広さでしょうね…。

個人的緊急練習マニュアル」の一として、まずサンドバックで練習。
若い時分での空手や中国拳法では、考えて見るとサンドバック練習はほとんど、と言うか全くやってなかったことに気付きました。
故に、やり過ぎて、血豆と切り傷を作った次第です。
サンドバック練習にグローブ使用は「必須」の事に、今更気付く乾河原です…。

リングの上で受け身の練習をしました。
周りは板のフローリングですので、流石にそこでの受け身は自殺行為。
まあ何となく練習可能の、そんな受け身練習です。

合気武道練習時には、普通に受け身を何も考えずにやっていましたけど、10年以上ブランクが空くと結構体に来るものです。
これも「慣れ」でしょうから、これから地味に元に戻して行こうと考えています。

因みに受け身を何故今更練習に取り込んだかと言うと、受け身って「整体作用」があるのです。
体の「調整作用」というのか、筋肉や骨格の悪い部分が受け身をやっていると、自然と調整されて良くなるのです。

合気武道をやっている時は何も考えずにやっていましたが、止めてみると受け身練習での体に対する良性作用がしみじみと判ってきました。
故に、練習に再度取り入れた次第です。
まだまだガツガツ・ゴツゴツの受け身ですが、また以前のように流れる様な受け身に戻れることを夢に頑張っています…。

最後は、いつもの木刀、杖の振り回し。
これに関してはそんなに変化のないもの。

剣や杖は、基本大きく振り回すことはないものです。
映画やイラストでは「見栄え」の為に、極端に大きく振りかぶったり、また極端に切り下げたり、払ったりしていますが、実践ではそんな事はしません。
どんなことがあっても相手の中心線からは剣先、杖先は外すことはないのです。
そんな大振りな切り方、打ち方をしたら、敵にすぐ切られてしまいます。
故に部屋での練習と同じく、地味に中心線から外さない切り方、受け方を練習します。

〇   〇   〇

大体1時間強の練習でした。
ほぼ体を全て使っての練習。
こう言う全身運動は久しぶりのこと。
気持ちの良いだるさ、筋肉痛になりました…。

これから隔週程度に練習に行くつもりでいます。
またサンドバックを叩くのに、やはり格闘技用のグローブ(指の出ているやつ)が必要になってきましたので、数千円クラスの物を買おうかと考えています。

…乾河原の、そんなある日の出来事でした。


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