「私は宿業深き創価学会員…」のこと

変わったブログ名です。
表題は一部の言葉ですけど、残りはこんな言葉が続きます…「~もう生まれ変わらないつもりだったが、少し考えている?」
そしてブログの説明(ABOUT)には、こんな文言も…。

私は本が100冊くらい書けるほどの信心体験があるので、ブログを書きます。
ネット上に数多あるアンチブログに、体験と御書で対抗します

そんなブログの記事の一つを眺めて見たいと思います…。

私は~考えている?…「不思議の信心

〇   〇   〇

継続は力なり。
母は、日増しに身体がしなやかになっていく。なんだか、悪くなる前より背中が伸びているような、、、。
誰もがびっくりしています。
(略)
私がこの人を介護するようになるなんて、考えたこともなかったです。死んでも嫌だと思っていた。それはそれは、書き尽くせないような思いをさせられたので。
精神的な虐待であったと思っている

一般的には自分の親とは言え、「介護」は人には話せない苦労と辛さを持ったものだと言えます。
話したとしても、例えそれが学会員だとしても、経験の無い人間にとってその苦労がどれ程のものかは到底理解の外だと思います。

若しかして「イジメ」の当事者の言葉に、聴いている人が理解を寄せる寄せないと言う話に似ているのかも知れません。
理解している様に見えても意外にさっぱりな感じの、ある意味感受性の鈍感な人も中に入るかも、と言う話でしょうか…。

まあ、乾河原自身も介護の体験は皆無ですので、他人ごとの話ではありませんけども…。
ただ、次のブログ主さんの話には非常に同感できる思いです。

どうして、こんな人の子どもに生まれてきたのだろうと思っていた。
私は母の母、つまり祖母と仲良かったので、「どうやったらこんな子ができんの」とかわいそうなことを聞いていた。
祖母は、ほんまになあと、否定しなかった。
祖母が私の母だったらなあと、いつも思っていた

母からのイジメって、昔は意外に多かったのかも知れません。
乾河原の母は継母でして、彼女からは結構頻繁に殴られていました。
プラス下の話とミックスすると、個人的には上の話が非常に腑に落ちる感じになるのです。

しかし後年、この人は今で言う、発達障害ではないかと考えるようになる。
学校現場でいろいろな子を見ているうちに、それは確信に変わる。
そう思えば、何もかも腑に落ちる。

昔は、そういう言葉すらなかったので、おかしな性格、変な性格、可愛げのない性格、とか思えず、この人に関してはもう、絶望していた。
しかし、発達障害ではないかと思うようになった頃から、もしそうであれば、大変であっただろう、これで子育ては難しかっただろう、と少し客観的に母を見られるようになった

発達障害」とかの精神病理学的な言葉が世に広まってきたのは、今から10年15年ほど前からですので、それ以前のこの種の家庭での出来事は、全て訳の判らない「極端なしつけ」の一コマでしかなかった訳です。
これは学会員、一般家族共々同様のようでした。

学会指導には色々様々な「良き指導」が載せられていて、親たちはそれを読んで「感動」はするものの、さて自分の家族への実際の対応となると…と言うのが現実でした。
勿論指導そのままに良い家族の関係を構築した学会員も多かったでしょうけども、極一部なのかどうかは兎も角として、そう言う家族関係があったこともこれも確かの事です。

そして80を超え、母に認知症の症状が見られるようになる。
この上まだ認知症か?と思ったが、なんと認知症になった母は、毒気が完全に消え、トゲが全部取れて、驚くことに全く普通のおばあちゃんになったのです。
変な話、会話ができるようになったのです。会話にならなかったのです、それまでは。
びっくりしました。
あれだけ私を苦しめたトゲが全て抜け落ち、可愛く可愛くなったのです

これも学会の功徳の一つの顕れなんでしょうか…。
日蓮仏法の功徳は、その「当人にとって一番いい形」になると言うのが本来の在り方ですから、これもそうなんでしょうね。
ただ個人的な感想として、認知症が結果として功徳に変わったというのは、やはり面白い在り方ではあります…。

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介護は、きれいごとではない。
お世話を巡ってのしんどさ、いらだち、もめごと、当然ある。
しかし、顔も見たくないような母子関係の鎖が外れ、手をつなげるようになるとは、何という、不思議の宿命転換でしょう

乾河原の義母も、ブログの彼女と似た様な信心の体験を持っています。
信心に於ける「変化」って「一瞬」に起こるものの様です。
勿論その間には長い信仰の苦労はあるにしても、変化の時期に至ると文字通り怒濤の如くの変わり方になるのです。

日蓮仏法とはブログ記事の題名の如く、文字通りの「不思議の信心」ですね…。


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Author: 乾河原

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