世に宗教と名の付く教え、組織は星の数程存在しています。
日本の宗教を言うと、キリスト教、仏教、神道を代表が代表となるでしょうか。
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よくあるのが、
「どんな宗教も結局同じ事を話しているんだよ。教えは全て同じなんだから、争う事は宗教本来の形では無いんだよ」
…等と、したり顔で講釈をたれる人が多々居ます。
これほど宗教に無知で、また、宗教を馬鹿にした考えもないものだと、本気で思ったりします。無知蒙昧とは彼らの事を言うんでしょうね。
キリストの神は唯一無二です。
名を「ヤーベ」(ヤファエ)と言います。
キリスト者にとって神は彼以外は存在しません。
神道の神はそれこそ無数に居ます。
「八百万」(やおよろず)の神と言いそれこそそれこそ森羅万象が全て「神」となります。
さて、仏法には「神」は存在しません。
知っての如く、神の存在は「思想・働き」としての話となります。
これら3つの宗教。何所をどうすれば同じになるのでしょうか?
更に言うと、キリスト教ではキリストの復活を信じた人のみ、死後に天国に行けます。それ以外の人は全て地獄落ちとなります。
神道では、簡単に話すと、人が死ぬと神になります。
で、神様はどんどん増えて行きます。今は何億柱になっているのでしょうか?
仏法はと言うと、人間が中心の教えです。神にも成らないし、天国にも行きません。
現実を中心とした宗教です。
宗教は「精神の問題」だという人も居ますけど、それは放って置きます。
仏法教義は、現実を変革する事を主とした問題に目を向けている宗教となります。
そしてそれがそのまま来世の問題に通じて行く訳です。
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「全部同じなんだよ…」の言葉、とても気持ちに入りやすいですよね。
でも、気を付けるべきはそんな優しい言葉に惑わされる事ではなく、自分の生活がどうなのか、どう変えていけるのか、なのだと思います。
「宗教革命」って、面白い言葉だと思いませんか?
創価学会はその「革命」を世界的に推し進めている組織です。
今まで何千年もの間、宗教って気持ちの問題なんだと教えられてきた事を、ここでひっくり返そうとする訳ですから。
凡庸の人に信じられる事柄じゃありませんよね。
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