2019年2月21日 地区座・体験談

Ⅲ-事実経過・後遺症ゼロの体を目標、そして退院からの続きです

皆さん、こんばんは。
蝉霧雪桜といいます。

去年脳梗塞で倒れて、左半身麻痺のまま入院しました。
今はおかげさまで体も動くまで回復して、仕事にも復帰出来ています。

全く動かなかった左半身の手足は、今では普通に動かせる様になりましたが、しかし左半身にはまだ痺(しび)れや筋肉の硬い感じが後遺症として残っています。
病院の先生の話では、半年、1年単位で徐々に回復して行くか,でなければ体がその状態に馴れてくるでしょうと言う事でした。
歩いたり運動中、左足に若干力の入らない部分が出ます。
それも体が受け入れていくんだろうと考えています。

さて、倒れた時点で、妻にメール連絡は出来ました。
それは大変だ!!」と言う事で彼女から救急に連絡しました。
その時は強烈な吐き気があって、自分自身はお昼の食べ合わせか何かと思っていました。
でも違っていたようです。

直後は左側が動き辛いという感じだけでしたので,自覚症状がほぼ無かった状態です。
救急車で病院に搬送中、そして病院でのレントゲンやMRIを撮影している間に徐々に左側の手足が動かなくなってきました。
その次の日にかけて、口のロレツも回らなくなってきました。
そこでやっと自分が脳梗塞患者になったんだと納得出来た訳です。

病院に妻と娘夫婦が飛んできました。そこで担当医より、彼等に私の現在の病状説明がありました。
このまま寝たきりになる可能性が非常に大きい。ご家族さんは覚悟していて下さい

人間には脊髄から脳に繋(つな)がっている太い血管が二本ありますが、MRIで見るとその一本が完全に切断されています。
神経も当然の如く同じように切断されているので結果左半身完全麻痺になっている状態です。
担当医は、その時点の写真を見てそう判断した訳です。
勿論私はその話は何も知らされていませんでしたので、その後はノンビリ回復を待ちながらの入院生活を送りました。

自分の状況を知らなかったのが良かったのか、それともそもそも何も考えていなかったのが良かったのかその後の回復は担当医もビックリするぐらいにとても良好でした。
入院から2日程はベッドの上でうなってはいましたが、寝たままリハビリを受けて3日後に立ち上がる事が出来ました。
入院4~5日目には、びっこを引きながらですが病室内を歩いていました。
そして一週間後には、若干の引き擦りは残っていましたが普通に歩ける様になっていました。

担当医の先生やリハビリの担当者、そして看護師が私のその回復に驚いていました。
ほぼ退院出来る様になってから担当医の家族に向けての話がありましたが、そこでその先生から言われた「奇跡です」という言葉が今でも耳に残っています。

地区の皆さん、そして妻、娘のお題目に助けられました。
この場で、改めてお礼を申し上げます。

入院中に池田先生より「書籍」と「護符」も頂きました。
これらは、冒頭でもお話しした「後遺症」完全回復へ向けてのエネルギーになっています。

よからんは不思議 わるからんは一定とおもへ』(聖人御難事)

この有名なお言葉は、若い時はある意味鼻で笑っていた処もありましたが、でも年齢を経て今回の様な病気を経験すると日々とても心に迫ってくるものがあります。
日蓮仏法の凄さが本気で垣間見えた様な、そんな今回の脳梗塞体験だったと今痛感しています。

ありがとうございました。


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Author: 乾河原

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